ふるさと納税と確定申告の周辺知識

確定申告で控除の対象となっているふるさと納税についての解説ブログです。

ふるさと納税と住民税

ふるさと納税により確定申告を行えば、所得税のみならず住民税も軽減されることになります。

これは確定申告により所得税に関係する数字が確定し、その情報を市町村に送っているからです。

それを元に市町村側で住民税の計算を行い、課税関係の処理を行うという流れになります。つまり、確定申告により控除されるものが多くなれば、当然ですが課税の元となる数字は小さくなります。

それに税率をかけて住民税を計算する仕組みなので、控除するものがあればあるほど、また、控除する額が大きくなればなるほどそれだけ所得税のみならず住民税も少なくなるという仕組みです。

 

かつては控除するできるものの代表例が医療費控除でしたが、ここ数年の間に地方公共団体ふるさと納税に力を入れていて、その地域の特産品をお礼として贈ってくれるところもあります。

 

こうした控除をうまく利用することで確定申告でまずは所得税の軽減を図り、さらには住民税で使われるべき根拠となる金額をふるさと納税などによる控除によりさらに引き下げてやることで、翌年度の住民税の軽減を図ることができること、さらにふるさと納税先からはお礼としてその地の特産品が送ってもらえる場合があることなどを考慮すると、ふるさと納税をしてみてもよいと考える人が増えています。